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2011年03月 アーカイブ

過眠症状について

過眠症状を呈する疾患は、大別すると本質的な睡眠覚醒の機構に問題がある場合(1次性過眠症)と、睡眠中に起こる異常な事象(たとえば頻回な呼吸停止、繰り返し起こる下肢の動きなど)によって知らないうちに頻繁に中途覚醒が起こっています。


これによって羽毛 布団での睡眠の質が悪くなる結果過眠を生じるもの(2次性過眠症)に分類できます。


・・・もっとも多いのは、睡眠時呼吸障害による過眠で、これによる過眠は人口の1%前後に達します。


無呼吸がなくても、喉への刺激となるような激しいイビキをかく人でも過眠症状を来すことがあります。


1次性の過眠症として、有名なものはナルコレプシーですが・・・


実際にはナルコレプシーほど重症でない、原因の特定できない過眠症も少なくないのです。


過眠症である場合には、病態に応じた治療が必要です。


眠気は作業中のミスや記憶機能の低下、自動車事故の重要な原因になる場合には専門医に早めに受診するようお勧めしたいですね。

睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時間が極端に短い、あるいは不規則な生活を続けているなど睡眠衛生上の問題がないのであれば、睡眠時無呼吸症候群あるいはナルコレプシーなどの過眠症である可能性が考えられます。


睡眠時無呼吸症候群は夜間睡眠中の頻回な呼吸停止と、これによる睡眠の分断化および日中の耐え難い眠気を主症状とします。


終夜睡眠ポリグラフ検査により10秒以上持続する呼吸停止が布団 羽毛での睡眠1時間当たり5回以上出現することが診断基準です。


睡眠障害国際分類においては呼吸運動自体が停止する中枢型睡眠時無呼吸症候群と、胸腹部の呼吸運動は持続するが上気道の閉塞で換気が停止する閉塞性睡眠時無呼吸症候群とに分類されています。


後者の方が頻度が高いですね。


本症は肥満のある中高年男子に好発し、発症率は一般人口の1~2%とされています。


治療法はその重症度と原因により減量、耳鼻科的手術、あるいは経鼻的持続陽圧呼吸療法(N-CPAP)などがあります。


ナルコレプシーは日中の過度の眠気以外にも、情動脱力発作(怒りや笑いなどにより突然脱力が生じる症状)、入眠時幻覚、睡眠麻海などの症状が出現します。

睡眠時無呼吸症候群の症状 2

もっとも問題となるのは日中の過度の眠気であり、試験中、会議中など通常では考えられない状況で突然耐え難い眠気に襲われるものです。


この眠気は10~20分間持続し、2~3時間周期で繰り返すのが一般的です。


情動脱力発作の持続時間は通常2~3秒で速やかに回復するものの、その程度はさまざまであり頭や膝がガクンとするといった程度のものから、脱力のため床に倒れてしまうものまです。


本症の多くは10歳代で発症します。


その有病率は一般人口の0.03~0.16%であるとされています。


診断には睡眠ポリグラフ検査が必要となり、ナルコレプシーと関連の深いとされるヒト白血球抗原(HLA)のサブタイプであるHLA-DR2の検査も重要です。


治療には中枢刺激薬であるメチルフェニデート(リタリン)が使用され、情動脱力発作に対しては三環系抗うつ薬も使用されます。


また、寝具を羽毛 ふとんにすることなども効果的な方法として知られています。

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