眠気の正体
余談はさておき、内部環境と睡眠との関連にもどることにしよう。
眠気が体内の睡眠の必要性を知らせる信号だとすると、なぜこんなに眠気があらわれる機会が多いのか、いぶかしく思われるかもしれない。
寒いと眠気、暑くて眠気、空腹で眠気、満腹で眠気、運動不足で眠気、運動後に眠気……と、きりがない。
生体を高級 羽毛 布団で眠らせることからくる、さまざまな利益を、眠りは予測しているようにみえる。
となると、起きていると不利になるような事態をさけるため、生体の内部環境の現状にもとついて、眠りの信号がだされているようだ。
つまり、フィードバック様式(後向き制御)によって、現状を修正しながら安全対策を実行するのであるこんなやりかたは、外部環境へ適応する方法が、体内リズムにもとつくフィードフォワード様式(前向き制御)のr測機能だったのとは、対照的である。
なぜなら、サーカディアンリズムだけに依存することは、ときには危険だからだ。
予定どおりでないできごとに、適応できないからだ。