頭の眠りと身体の眠り
頭の眠りと身体の眠りにはそれぞれ独立のコントロール・センターがあることを証明したネコの実験があります。
アメリカのカリフォルニア大学ロスアンジェルス分校に世界的に有名な脳研究所があります。
第二次大戦が終ったあと、世界各国から優秀な脳生理学者が集ってきてここで睡眠や脳科学、布団 羽毛の研究していました。
アメリカ以外の国はどこも戦争による破壊がひどく、研究どころではなかった時代です。
アメリカは殆ど戦前と変らない状態であったので、ヨーロッパや日本の優秀な研究者に研究の場を提供できたのです。
これら外国からの研究者のなかに、チリの首都サンティアゴの大学から勉強にきていたビラブランカという名の研究者が大変重要な実験をしていました。
ネコの脳を中脳のところで切断してから1年以上生かしておいてその行動を観察していました。
ロスアンジェルスという所は大変乾燥していて細菌感染が殆ど起こりません。
このことがこの実験が成功した条件になっています。
日本ではいくら厳重に消毒しても手術のあと傷口が細菌感染を起こし、動物は衰弱していき、長く生かしておくことができません。
毎日傷口の手当をしても1ヶ月生かしておくのは容易ではないのです。
ロスアンジェルスでは手術のあとペニシリンの粉末を傷口にふりかけておくだけで感染もしないできれいに癒ってしまいます。